息子が小学生になるので、年中さんの終わりごろからカタログ請求を開始して、ランドセルを購入しました!
何社かのランドセルを比較して最終的に絞り込んだ候補は、『池田屋』と『土屋鞄』のランドセルでした。コロナ禍ということと、展示場が近くにないという理由で、実物を見ずに購入するというチャレンジングな買い物でしたが、最後まで本当に悩んで購入したので、両方の良いところを紹介しつつ、実際に我が家が『池田屋』でランドセルを購入した決め手について書いていきたいと思います。
我が家の場合は最終的に『池田屋』で息子のランドセルを購入しましたが、親も子供もとっても満足しています。
少しでも参考になれば幸いです。
我が家のランドセル選びの基準
ランドセルを比較する際、我が家ではどんなポイントを重視したかを書いておきます。
- 工房系ランドセル(単純な憧れ)
- キラキラした飾りや派手な刺繍がないもの
- シンプルで上質なもの
- 子供がストレスなく使えるもの
- 高額すぎないこと(…切実)
- お店の保証がしっかりしていること
高い買い物なので、6年間安心して使えて、飽きのこないデザインものを選びたかったんです。息子が気に入ってくれるかも大事なポイントでした!
複数のお店を比較して上記の条件に当てはまったのが『池田屋』と『土屋鞄』。
おしゃれインスタグラマーは土屋鞄率が高いイメージだったので、ミーハーな私ははじめから第一候補に挙げていました。池田屋はたまたま請求した資料で良さを知り、最終候補まで残りました。
池田屋と土屋鞄の比較
デザイン、ラインナップ
池田屋
池田屋のデザインはとてもシンプルです。半かぶせモデル以外はほぼ同じデザインで、素材や本体の色、ステッチの色が選べます。
私は無駄がないデザインで素敵だと思いましたが、このデザインが好みではない方は、ここで候補落ちしてしまうかもしれませんね。
2022年度は全11シリーズ、82ラインナップでした。同じ色でも、素材やステッチの色が違うだけで全く印象が異なるので、選ぶのがとても楽しかったです。
2024年度は全13シリーズ、92ラインナップと数が増えているだけでなく、本体の色とステッチの色を自分でオーダーできる商品も出ているので、好みの素材や色がより細かく選べるようになった印象です。(うらやましい!!)
土屋鞄
土屋鞄はベーシックなデザインに加えて、アーティストとコラボしたアトリエシリーズや、シンプルモダンなRECOシリーズなどいくつかの種類から選べます。
この中から好みのデザインを選ぶわけですが、どれをみてもおしゃれで洗練されているな、というのが率直な感想です。
個人的には、RECOというシリーズが本当にツボで、自分の好みだけで選んでもいいなら絶対コレ!と思っていました。
2022年度は全16シリーズ、61ラインナップだったのに対し、2024年度は全14シリーズ56ラインナップ(過去シリーズの再販4種類含む)となっています。ラインナップが増えている池田屋と違い、シリーズを厳選していっている土屋鞄、ここで違いが出ていますね。
親目線では土屋鞄のデザインが好みでした。ただ、欲しい色で絞ると息子好みのデザインではなかったり、今度はデザインで絞ると価格が見合わなかったりと選ぶのに少々苦戦しました。
一方、池田屋は沢山のバリエーションから選べるので、息子の好みにも近づけることができそうだし、デザインがシンプルで飽きがこなそう。と感じました。
素材と価格
池田屋と土屋鞄で販売されていたメインの素材(本体表面の素材)とその価格を比較してみます。
素材 | 池田屋 | 土屋鞄 |
---|---|---|
クラリーノ(人工皮革) | 53,000~63,000円 半かぶせ 65,000円 (クラリーノ) | 65,000~75,000円 (クラリーノ エフ) |
ベルバイオ(人工皮革) | 63,000〜68,000円 | - |
牛革 | 69,900~78,000円 半かぶせ 75,000円 | 75,000~85,000円 HERTE 190,000円 |
コードバン | 100,000円 | 125,000~140,000円 |
ヌメ革 | - | 120,000円 |
両社若干の値上げはありますが、10万円クラスのランドセルをメインで扱う工房が多い中、どちらも良心的な価格設定かなと思います。
素材別に比較すると、池田屋の方が若干安めの設定になっています。それぞれの素材やデザインでベースの価格があり、カラー等によって数千円上乗せされているため、結局土屋鞄と同じくらいの価格になる可能性はありますね。
また、クラリーノにはいくつか種類があるようで、池田屋が使用している「クラリーノ」は軽さ重視、土屋鞄が使用している「クラリーノ エフ」はしなやかさや革らしい風合いを重視しているようです。
土屋鞄のHERTEシリーズに関しては、一般的な牛革と比べてもかなり強気の価格設定に見えますが、それだけデザインからこだわって作られたということでしょうか。
サイズと重さ
サイズ(内寸)
池田屋 | 土屋鞄 | |
---|---|---|
高さ | 31.2cm | 31cm |
幅 | 23.3cm | 23.2cm |
大マチ | 12.2cm | 11.5cm HERTE /RECO /アトリエ 12.5cm |
小マチ | 最大4.5cm | 記載なし |
池田屋は2022年から1〜2mmサイズアップしたようですが、数値上ではどちらも大差ない印象です。扱いやすさは、素材の柔らかさや形状での違いで変わってくるのではないかなと思います。
重さ
素材 | 池田屋 | 土屋鞄 |
---|---|---|
クラリーノ/ベルバイオ(人工皮革) | 1,100g前後 | 1,160g前後 |
牛革ハイブリッド | ー | 1,290g前後 |
牛革 | 1,300g前後 | 1,390g前後 HERTE 1,485g前後 |
コードバン | 1,400g前後 | 1,490g前後 |
ヌメ革 | - | 1,440g前後 |
こちらは池田屋の方がどの素材も若干軽いようです。前述したクラリーノの種類の違いも影響しているかもしれません。60~90gの差を大きく感じるかはわかりませんが、毎日使うものなので、軽いに越したことはないですね。
保証
長く使っていく上でとっても気になる部分ですが、池田屋も土屋鞄も6年間の保証がしっかりついていました。
- 故意に壊しても無料修理
- 修理不能の場合は新品と無料交換(池田屋)
- 修理期間は無料でランドセルの貸し出しあり
- 往復送料も無料
お店によっては、友達に壊されたら保証対象外だったり、保証内でも修理を依頼する際の送料は負担する必要があるなど、対応が様々らしいので、池田屋と土屋鞄の保証内容はとても安心できる内容だなと思います。
その他の特徴やアピールポイント
どちらもたくさんのこだわりがあって載せきれませんが、特に良いなと思ったところを書いておきますね。
池田屋
適材適所に優れた素材を配置するハイブリット構造(メインの素材以外は全て統一)
肩ベルト表、下ベルトは強度に優れた牛革を。背あて、かぶせ裏、肩ベルト裏は水に強い人工皮革を使用することで、軽量で強度に優れ防水力の高いランドセルを実現しています。
雨カバーいらずの優れた防水力
内装部分を縫い目なく樹脂フレームで覆っており、外からの浸水を完全にシャットアウトするそう。
痛くない特別仕様のキボシベルト
一般的なバックルベルトは引っかかりが心配。でっぱりのないキボシベルトは安全安心です。
型崩れしにくい独自の工夫
最も型崩れしやすい大マチの上部は樹脂版と変形防止版で補強。業界トップクラスの本体強度があるそうです。
その他
- 背あての素材に汗ムレを防止するピンホール人工皮革を使用
- 自社開発の池田屋ロック(自動式のロックは破損が多いため採用しない)
- 掛けて引くだけの池田屋フック(一定の負荷がかかると外れる仕組みも)
- 開け閉めラクラク!ソフトカブセ(カブセ裏の時間ポケットはあえて外している)
- 反射材はあえて張替え可能なシールに(すれや汚れによって性能が低下していくため)
土屋鞄
丁寧なつくり
特に負担のかかる肩ベルトは手縫いで補強され、糸には毛羽立ち防止のロウが塗られるなど、丁寧な仕事が伝わってきます。
陰影のある柔らかなシルエット
芯材を入れて膨らみを出す「盛り芯」という技法で、陰影がついて奥行きのある表情になるそうです。
肩にフィットするS字型のベルト
S字ベルト走ってもずれにくく、肩や背中に感じる重さを分散するそうです。
我が家が池田屋を選んだ理由
記事を書きながらも、やっぱり土屋鞄も良かったなー。と思ってしまうのは、
土屋鞄の方がデザインが好みで、池田屋に比べて見た目の高級感・上質感があるということです。
- 多くのラインナップの中から納得できるデザインが見つかった
- 池田屋の子ども思いの気遣いの数々に魅力を感じた(特に気に入ったのはキボシベルトと防水性)
- 土屋鞄よりも軽かった(クラリーノでも機能・性能が同じと謳っている)
- 安心できる性能なのに価格が安かった
近くの小学生の登下校の姿を見たときに思ったのですが、
みんなランドセルにカバーしてる!!しかもランドセルの上にナップサック背負ってるし。そしてうちの通学路、そういえば田んぼか畑しかないじゃん!!!
ということで、見た目よりも子どもが毎日ストレスなく使える方が重要かもしれないな!!と思ったことで、憧れの土屋鞄を諦めることができました。
我が家が購入したランドセル
悩みに悩んで最終的に池田屋で購入したランドセルがこちらです!!
7月末に注文して、9月中旬には届きました。
クラリーノは安っぽく感じるのかな?というのが一番不安でしたが、いかがでしょう?
ステッチのほつれ等もなく、隅々まで丁寧に縫われていましたし、実物はとっても素敵でした!
軽くてマチが広いのも、とても使い勝手が良さそうだなと感じました。
マットな紺色に上品なキャメルのステッチがおしゃれで、結果好みのデザインを選べたので大満足でした!息子もとっても気に入ったようです。
振り返ると、池田屋のランドセルは本当にコストパフォーマンスに優れているなと感じます。
というか、正直この価格で良いの??とまで思ってしまいます。
数量限定!池田屋ランドセルのアウトレット品が買えるかも?
なんと、たまたま楽天を覗いたら、池田屋ランドセルのアウトレット品が販売していました。
店頭販売品でも気にならないという方は、かなりお安く購入できるチャンスだと思います!是非ご覧ください!
ほかにも牛革や半かぶせの商品もありますので、覗いてみてください!!
少し傷や汚れがあったとしても、保証もしっかり付いているので安心できます!我が家もこれで購入できたら良かったのですが‥
あなたはどちらが向いている?
池田屋、土屋鞄それぞれに向いているのはどんな人か、私なりの解釈を書いてみますね!
- 池田屋が向いている人
-
『シンプルで飽きないデザインを低価格で選びたい。だけど性能面は妥協したくない。』という人
- 土屋鞄が向いている人
-
『おしゃれで洗練されたデザインと質の良さを両立したい。少し値が張っても気にならない』という人
子どもにとって、6年間使用する自分だけの特別なランドセル。親子で沢山悩んで、是非納得のいくランドセルを選んで欲しいです。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
コメント